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Posted on 2017/02/08 | -BUILDING ALL WORKS

verde Minaminagasaki


練馬駅から続く桜並木。その端に位置するのが本物件である。今回のプロジェクトは、その建物の共用部および専有部の1棟リノベーションである。駅からの利便性も高く、ファミリーをターゲットにした物件であったが、稼働率が低く空室が多くあった。大規模修繕のタイミングでもあり、リノベーションによるバリューアップに合わせて、既存経年劣化部の補修、複数に分かれる工期や施工者間の調整、適法性の検証などを含めた総合的な改修を行なった。今回の計画では、小さな子供のいる35−45歳のファミリーをメインターゲットに想定している。

エントランスアプローチ

既存では大きな庇があり、暗い印象があったアプローチは庇を撤去し、光が入る様に設計した。基壇部の色を黒にすることで、全体のコーディネートに統一感を持たせている。

もともと木が茂っていたポケットパークは胸の高さ程度の壁を立て、きちんとした場所性を作り出した。交通量の多い交差点の角でもある為、安全性の確保にも役立っている。

雨の日はぬかるみになってしまっていた土の地面は、土間を作り歩きやすい様に整備した。芝の目地はデザインだけでなく、クラックの防止や駐輪場との区域分けの意味も兼ねている。

もともと敷地内にあった、木製の動物達は場所を新たに移し利用する計画とした。

今では子供たちの遊び場になっている。

ベビーカーや、荷物を持っていても入りやすい様に既存で手動の開き戸が付いていたエントランス扉は自動ドアに交換した。

館名板は将来建物名が変わる予定もある事を伺った為、交換が可能な簡易な物でありつつ、仮に名前の変更がなかった場合でも長くも使える様に工夫している。

非常時はかまどとして利用できるベンチを設置した。

 

床のサインはタイルの大きさに合わせたアイコンにもなっている。

床には人研ぎ風のテクスチャを持つタイルを採用。新しいながらも、どこか懐かしい風合いを持たせることで、既存の建物との調和を図っている。

ガラスに貼っている衝突防止マークはよく見ると家の形になっている。高さは子供の目線にしている為、住んでいる子供達にすぐに気がついてもらえた。

劣化が目立っていた屋外の鉄骨階段は黒く塗装することで、その印象を消している。

Before(改修前ファサード)

Before(改修前エントランス)

各階や共用スペースの扉には新しくサインを設置した。

design+idea
Photo by Naoki Yamamoto