チャレンジすることが地域の生活を守る
株式会社セイフルは設備工事に特化した施工で会社であり、「地域密着型の総合設備工事会社」として地域の公共施設や工場の設備工事に取り組んでいる。元々は地元の燃料店からスタートしたセイフル。「チャレンジすることが地域の生活を守る」というモットーのもと、の地元深谷のバスケットボールチームを応援したり、地域密着の取り組みを日々挑戦している。3on3Fukayaはそんなセイフルが手掛けるバスケットボールコートが併設されたカフェである。
社員のアイデアが盛り込まれた街のコミュニティーを作るインフラ
3on3Fukayaはセイフル2030「できることマップ」から生まれた。ここで出されたさまざまないアイデア。
・社員食堂を地域に開放
・仕事終わりにフィットネス
・みんなが集まるセイフルカフェ
そんな思いを実現し、街のコミュニティーをつくるインフラになっている。セイフル社屋から徒歩数分の距離に位置する3on3 Fukaya。平日は社員の打ち合わせ、ランチ、仕事帰りのほっと一息つく場所として活用されている。昼時や週末は地元だけでなく周辺地域からもピザを楽しみに家族連れで満席であり、まさに街のコミュニティーの拠点となっている。
民間企業がつくる地域のコミュニティーパーク
セイフルの思いを形にする過程で、われわれは街に開かれた公園をイメージした。民間の公園。
どんな住宅地にも小さな公園がたくさんあるが、バスケットボールは音がうるさい、小さい子に危ないから禁止されているという話を聞いた。地域に密着したバスケットボールチームがあり、セイフルも協賛している。そんな街だからこそ、思いっきりバスケットボールが楽しめて、地元で採れた野菜や地元で作られたビールが楽しめるそんなカフェのある公園をイメージした。施設全体を大きな庇が覆い、バスケットボールコートや地域との縁側のような場所が広がる。大きな開口部からは外部の光が差し込み、クラフトビールのファクトリー、カフェ、コミュニティースペースが緩やかに広がる。インテリアはpuddle加藤氏のデザインであり、太陽の光を強く感じる深谷の風土や人とのコミュニケーションを生み出すことを意識し、明るく開放的で親しみやすく、人と人が縦横無尽につながり行き交う様を思い描いて設計された。
