国や地方自治体が所有する公共施設等を利用したアウトドアリゾート「ETOWA（エトワ）」
エトワ笠間に引き続き、2施設目「エトワ木更津」を担当しました。
キャンプサイトは、統括設計者として、マスタープランの作成から許認可および実施設計を担当し、建築に関してのプロジェクトマネジメントを実施し、インテリアショップなどを展開するアクタスがインテリアデザインやFFEを担当、そして、BESSのログ小屋「IMAGO」を展開する株式会社アールシーコアが外部のコテージを担当しました。

木更津市富岡小学校は明治6年に開校して以来、約145年間地域の小学校として愛されてきましたが、平成31年をもって統廃合により廃校になりました。こうした中、マンションや住宅を中心に全国で不動産開発を行うコスモスイニシアが公募により優先交渉権を取得し、この企画が始まりました。

本計画地は、市街化調整区域にあたり、今回の計画にあたっては都市計画法の開発許可申請を実施することが求められました。企画開始時、地区計画を策定する案で計画しておりましたが、その場合、前段の開発許可申請の為に1年以上の協議期間が必要であり、事業化が難しい状態でありました。そこで、市と協議を行い、都市計画法第34条14号の条件に合致することで地区計画を掛けずに開発許可を取得する方針であれば、許認可のスケジュールの大幅な短縮が可能となり、事業として成立することが可能となりました。その条件が、「地域再生のための用途変更」という項目に定める、「既存公共施設を活用して、店舗宿泊施設等に用途変更するもの」であり、本計画はそこを軸に企画と設計を同時に進めて参りました。

ETOWA KISARAZU 公式サイト
https://www.cigr.co.jp/etowa/kisarazu/

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