MIMARUは、キッチン付きの客室を中心に、家族やグループで暮らすように滞在できるアパートメントホテルです。
ホテルでありながら、旅先で料理をしたり、買ってきたものを囲んだり、リビングのような場所でゆっくり過ごしたり。
一般的なホテルとは少し違う、滞在そのものを楽しめることがMIMARUの特徴です。
そしてもう一つの特徴として外せないのが、土地によって異なるテーマ。
キャンプサイトでは、過去にそれぞれのエリアにあった異なるテーマのMIMARUシリーズを手掛けてきました。

勧進相撲が発祥のエリアでは、相撲と祭りをテーマにしたMIMARU大阪 難波NORTH(左上)
飲み歩きの町心斎橋では、居酒屋がテーマとなったMIMARU大阪 心斎橋EAST(右上)
大阪城のお膝元では殿様をテーマとしたMIMARU大阪 心斎橋NORTH(左下)
それぞれのエリアの街歩きが楽しくなるコンセプトを組み立てて、設計してきました。

当初は他のMIMARUシリーズと同じようにコンセプチュアルな「祭り」をテーマに考えていましたが、単純に「大阪らしいデザイン」を取り入れるのではなく、人が集まり、会話が生まれ、それぞれの時間を過ごせるような、街の雰囲気を感じられるホテルを目指しました。
共用部では、ホテルに到着してから客室に入るまでの通過空間だけではなく、少し立ち止まったり、家族や友人と過ごしたりできる場所をつくっています。


今回キャンプサイトでは、共用部や客室のデザインを担当しています。
MIMARU心斎橋CENTRALでは、「多様な過ごし方ができる空間づくり」を意識しました。
心斎橋は、大阪を代表する繁華街のひとつ。
観光や買い物を目的に多くの人が訪れる一方で、昔からこの街で暮らし、働く人もいる場所です。

客室は、巨大な月見窓のような円形のベッドスペースを中心に、それぞれがそれぞれの場所で居心地よく過ごせる場所を各所につくっています。
部屋の奥にあるテーブルと椅子のみならずベッド前の縁にも腰掛けることができるので、まさにキーとしていた「一箇所だけではない場所」になっているのではないでしょうか。
設備や家具を整えるだけではなく、実際に人が過ごしたときの視線や動きまで考えながら、使いやすさとホテルらしい心地よさのバランスを整えました。


ホテルは、旅の途中で一時的に過ごす場所でありながら、その街を知るための入口にもなります。
MIMARU心斎橋CENTRALで過ごす時間が、客室の中だけで完結するのではなく、そこから歩いた心斎橋の街や、旅の中で出会った人や風景まで含めて、一つの滞在として記憶に残る。
そんなホテルになればと思います。