News2020.06.03
HYTTER LODGE&CABINSにおける3つ取り組みについて
HYTTER LODGE&CABINS(運営:株式会社キャンプサイト)は、蓼科湖畔に位置する宿泊施設です。湖畔のLAKESIDE LODGE(元温泉旅館「水明閣」)と、FOREST CABINS (元「レイクサイドキャンプ場」)を再生し、2018年に営業を開始。現在、2施設を一体で「HYTTER」として運営しています。
コロナウィルス感染拡大の影響を受け、宿泊業は現在どこも厳しい現状に直面しています。「新しい生活様式」の指標が示され、宿泊施設の価値は今後どのように変化していくのでしょうか。私達HYTTERも大きな転換を迫られています。
そもそも地域としては、コロナ禍に関わらず平日や夏季以外の集客の弱さという課題があり、このタイミングで改めて運営方針を考え直し、これからの宿泊施設のあり方について考え、新たに3つの取組を始めました。
1)Your Own Private HYTTER!
元温泉旅館一棟を対象にした、個人グループまたは法人による短期~長期の貸切利用
(リンク) Your Own Private HYTTER!
2)HYTTER SHARE CABINS
キャンプ場のキャビン(コテージ)を対象にした、回数券型宿泊プラン。繰り返し通ってもらい、施設やエリアの魅力を感じてもらうためのプラン。
(リンク) HYTTER SHARE CABINS
3)HYTTER CHEF’S TABLE
観光客の減少により苦戦する個人飲食業のシェフとタッグを組んだ取り組み。地域の料理人というリソースと、宿泊施設という場、お互いの事業とそこから広がるネットワークを持ち寄り、共同でPRし集客をしていく取り組み。
(リンク) HYTTER CHEF’S TABLE_臼井さん
取組みの目的;
・安心して楽しむことができる宿泊体系
コロナに限らない感染リスクを最小限にとどめるため、貸切・低密度稼働(=施設を100%稼働させない)で運営する。その際、稼働の低さを価格に転嫁せずに事業を成立させるための運営のあり方を検討する。
・地域の良さをより深く知ってもらう
繰り返し通いやすい、あるいは長期滞在しやすい仕組みづくり。さらに、お客様が滞在中に施設の中で完結するのではなく、HYTTERを通してこの地域の魅力を知り、そこから広がりをもって、顧客と地域が関係性を築くことができるようにする。今まで別荘が果たしてきた役割を新たに宿泊施設が担っていく。
・1棟まるごと貸し旅館、シェア旅館という考え方
・B to Bで企業単位でのワーケーション利用
・シェア・オーベルジュ
※シェフが旅館を貸し切り、オーベルジュを展開。様々なシェフがHYTTERを使う仕組みへと発展させていきたいと考えています。
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東京に拠点をおく株式会社キャンプサイトは、自らが「行きたい」と思うところに「仕事」をつくり、同時に「地域の課題を解決する」ことをコンセプトとしています。今回、コロナウィルス感染拡大の影響 は一つのきっかけであり、改めてこの地域に向き合い、活性化させていくためにどうのような方法が考えられるか、地域の方々と一緒に取り組んでいきかいと考えています。
担当:孫銀卿(株式会社キャンプサイト)unsohn@campsite.jp