HYTTERのはじまり

2016年の5月31日。

知人の紹介で、ある蓼科のキャンプ場のことを知りました。写真をみたところ、すごく古いけど魅力を感じた。他でみたことのない不思議な印象を受けたのが第一印象。
これは可能性があると思った。すぐに一人で蓼科にいって、現地をみてみて、これは面白い!と思いました。

そこから、少し時間がかかりました。事業化するところまで結びつかず、一回は縁がないかなと思う時期もありましたが、2017年に事業化の機会が生まれたので再検討し、そこから事業が進んでいきました。

 

この施設は、同じオーナーがキャンプ場と旅館を運営していました。でも当時、僕はキャンプ場はやりたかったけど、旅館をやるつもりはかった。でも、キャンプ場だけでなく併設された旅館もあることで新しい体験や価値が提供できると思ったし、アウトドアに興味のない人にも訴求できるのではないか、そして通年営業することもできる、そう考え、キャンプ場と温泉旅館の両方を事業として取り組む決心をしました。キャンプ場の中に小屋があるという景色と体験が新しいものとなる、さらにそこに温泉旅館がついていることで新しいサービスになるという可能性を感じたのです。

ちょうどそのとき、日本の旅館やホテルに疑問を持ち始めていた頃でもありました。デザインされていて居心地がいいけれど、そんなに高くないというような、手頃なところがなかった。選択肢は一泊二食付きの高級旅館か、ペンションやゲストハウス。ちょうどその間をとるような、質の高いB&Bを提供できたら、これからも新しい旅行のスタイルの一つになるのではと考えました。